2014年11月1日、株式会社札幌ドームが豊平区と共同で企画したイベント「豊平区×札幌ドーム 秋のスポーツバイキング2014」が開催された。子どもから大人まで気軽にスポーツの秋を楽しめるアトラクションを多数用意し、当日は多くのお客さまの笑顔があふれる大賑わいの1日となった。
今回の『札幌ドームの裏側』では、本イベントの担当社員・木林綾音を紹介し、イベントの裏側に迫る。



◀当イベントの告知チラシ

日程を決めるのも一苦労
イベント実施までの道のり

「スポーツバイキング」は今年で3年目となる株式会社札幌ドームの自主イベント。
1年目は2012年に、トレーニングルーム10周年企画の一環として実施。健康増進の機会を提供しようと、アリーナを無料で開放して大人でも子どもでもスポーツを楽しめるアトラクションを用意した。
2年目の2013年は、豊平区が例年実施しているランニングイベントと共同で開催。これが好評で、今年も同様のイベントを開催するため、豊平区との打ち合わせが始まったのは2014年2月のことだった。
しかし、野球やサッカーをはじめ、大規模イベントの開催日程が確定していないこの時期に、当イベントの実施日を決めることは出来なかった。
いくつかの候補日を挙げて社内での調整を重ね、ようやく実施日が決まったのは7月だった。

会社としては、野球やサッカー、コンサートのように、収益性もあり、たくさんのお客さまが来てくれるイベントを優先するのは当然のこと。それでも地域還元、スポーツ振興のためのこのようなイベントも大切にしているので、社内外で何度も調整を重ね、なんとか日程が決まったときはほっとしました

楽しく、そして安全な企画を

日程の調整と同時進行で、アトラクションの検討も進めた。
これまでにない新しいアトラクションを増やせないかと、多くのアイディアが挙がった。それをひとつずつ実現可能か話し合っていく。

「おもしろそうだけど危険が伴うからやめよう」
「費用があまりにもかかるから厳しい」
「人工芝が傷つくなど施設上の問題がある」
「スポーツを楽しんでもらうというイベントの趣旨に合っているだろうか」

…さまざまな観点から検討を重ね、アイディアの半分以上は実施に至らなかったという。それでも、過去2回のイベントの魅力を残しつつ、新たなアトラクションも多く盛り込み、充実した内容となった。

より楽しいイベントにするためギリギリまでアイディアを出し合い、最終的にすべてのアトラクションが決まったのはイベント開催の1週間前のことでした。実施検討の際に一番配慮するのは「安全かどうか」。安心してお楽しみいただけるように、この点は徹底して確認しています




▲無線を使って会場内のスタッフと連絡

イベント当日、
開場時から大混雑!

こうして長い準備期間を経て、ようやく迎えたイベント当日。木林は「運営本部」と呼ばれる部屋で、各所と無線で連絡を取り合いながら、会場内のすべてを取り仕切る。
けが人の対応、予期せぬ質問への回答指示、アナウンスのコントロール、アトラクションの景品補充など、飛び交う無線にひとつひとつ対応していく。
1日を通して事故やトラブルはなかったものの、今年は開場前から多くのお客さまに来ていただけたことで、先着順の運動教室や料理教室の定員がすぐに埋まってしまい、早々に受付を締め切ることとなってしまった。

開場前から並ぶお客さまが昨年は約200人だったのに対し、今年は500人を超え、ありがたいことですが正直慌てました。先着順で受付をしたアトラクションにご参加いただけなかったお客さまも多く、それを楽しみに来ていただいた方々に本当に申し訳ない思いでした。そういった反省点を生かして、次回以降のイベントをより良いものにしていかなければなりません

目標は、会社全体で
イベントを作り上げること

今回初登場した「ドームではたらく車」の展示コーナー。普段はあまり目にすることのできない車を並べ、実際に運転席に座って写真撮影などを楽しんでもらった。
このコーナーは、いつもは自主イベントに携わらない部署が出展したもので、お客さまの反応も上々。ほかにも「食育プログラム」や「どーむたんけんツアー」など、他部署が企画したアトラクションをいくつか実現できた。

自主イベントの担当部署は企画運営課なので、これまで他の部署はなかなかイベントに関わることがなかった。だけど、自主イベントは会社のものだし、会社全体でイベントを作れば、もっともっと良いものになるはず。他部署を巻き込んだイベントにすることも、今回の目標のひとつでした。実際に他部署に声をかけると思いもよらないアイディアがたくさん出てきて、去年までとは一味違う、魅力あるイベントになったのではないかと思います

いろいろな思いを込めて準備した今回のイベント。当日実施したお客さまアンケートの結果では、「イベントに満足した」と回答した人が9割を超えた。

自主イベント実施までの長い準備期間では、さまざまな課題にぶつかり簡単にいかないことばかり。それでも当日イベントに来たお客さまの笑顔を見ると、これまでの大変さがすべて吹き飛んでしまう。もっと喜んでもらえるイベントを開催するために、また1から準備を始めます


営業部 企画運営課

イベント運営管理・運営サポート、自主イベントの企画運営、市民利用事業(野球場やサッカー練習場などの一般のお客さまへの貸出)の運営管理、フェンス広告等の看板販売などを担当する部署。
株式会社札幌ドーム自らが主催者となる「自主イベント」の開催は、札幌ドームのスケールを生かしたイベントを企画し、開催まで社内外との調整や当日の運営を行うなど、イベントを一から創り上げる仕事。主な自主イベントは、「ふわふわアドベンチャー」、「北ガスグループ6時間リレーマラソン」、「スポーツバイキング」。

木林 綾音

大学では音楽を専攻し、音楽コンサートなどを企画開催していた。
2011年に入社し、自主イベント「スポーツバイキング」は1回目の企画・実施から携わっている。

「札幌ドームの裏側」第2回をご覧いただきありがとうございました!
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