2015年7月中旬。北海道日本ハムファイターズ戦。
この日は、「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ」の企画で、オープンテラス「うまいっしょグランプリ」、試合後のグラウンド開放、ファイターズ花火大会、そして来場者全員にユニフォームが配られるなど、各種企画が目白押しで、札幌ドームは満員御礼。そんなファイターズ戦を担当する営業部営業二課主任・関春香を紹介し、イベントの裏側に迫る。


▲イベント前日、ファイターズ担当者と最終確認

◀ブースの確認中にファイターズ担当者と目が合い笑みがこぼれる

後輩の木林に
相談される関

ファイターズさまとは運命共同体

ファイターズ戦は、札幌ドームで年間約60試合開催される。主催者は、(株)北海道日本ハムファイターズさま(以下ファイターズさま)。ファイターズさまと、イベント内容や、警備体制などさまざまな打ち合わせを繰り返し、当日を迎えられるようサポートするのが関の仕事。
ファイターズさまは、来場するお客さまに楽しんでいただくため、日々様々なイベント・企画を行っている。関は、提案される様々な企画を実現できるよう、札幌ドームのプロ野球担当の一員として日々奮闘している。提案されるアイデアを実現するためには、さまざまな関門がある。施設の安全や防災、衛生管理など安全で楽しいイベントを行う為に、施設を管理する部署や消防、保健所などと各種調整を行う。社内の調整はもちろん、社外の様々な関係先との調整が全てクリアになって初めてイベントを企画・実施できる。

ファイターズさまと我々は運命共同体。ご来場いただく多くのお客さまに喜んでいただきたい気持ちは、どちらも同じ。だからこそ、提案されるアイデアはできるだけ実現できるように最大限尽くしたい

と関は語る。

同じ営業部の後輩で、イベント運営管理・運営サポートも担当する、企画運営課の木林は、関という先輩についてこう語った。

関さんは、何に対しても一生懸命で前向きなんです。だから、私も関さんの熱い気持ちに応えられるように支えたいというポジティブな気持ちが湧いてきます。男性が多い職場ですが、同じ女性ならではの悩みも共有でき、なんでも話しやすく頼りになる先輩で、本当に大好きです

段取り8割。
イベント当日までの調整や事務作業が大切

年に数回実施されるオープンテラスには、数々の飲食店舗が軒を連ねる。
プレハブやテントの施工、排水管や電気工事、販売メニューの保健所申請、消防の確認など、非常に多くの調整事項がある。
設営には1〜2日程度かけてプレハブを組み、厨房機材を搬入するなどして準備を進める。ファイターズさまとはもちろん、施工していただく事業者さまとも連携する必要がある。特に、消防法に定められている消火器の設置や、保健所の指導による手洗い機の設置など大事なポイントは、現場に赴き、関自身の目で確かめることもある。

派手な仕事と思われるかもしれないですが、地味な確認作業や細かい打ち合わせなどが多く、これが意外と大事なんです。当日、トラブルが起きないよう、事前にシミュレーションすることをいつも念頭に置いています。逆に当日は、現場のスタッフの皆さんが活躍されるのをバタバタせずに見守っていられるのが理想と考えています

▲当日、無事オープンテラスが開場

▲この日は、満員御礼だったこともあり、オープンテラスも大盛況だった


▲運営本部で試合を見守る

イベント中は「運営本部」で状況確認

イベント中は、「運営本部」と呼ばれる部屋にファイターズさまと警備の担当者さまが詰めている。ここは、バックネット裏のグラウンドを目の前に見られる場所。野球好きにはたまらない好位置だが、イベント担当者にとっては進行・演出などを取り仕切る重要な場所だ。
ここでは、高性能な双眼鏡や、館内の映像を見るためのモニターが用意され、場内のスタンド等で異常がないか、そして試合の進捗状況や場内外の状況を無線で確認にあたる中枢ともいえる場所。関も、随時ここに足を運ぶ。

ここには、イベントについて様々な情報が入り、対応の指示を出している。場合によっては、ファイターズさまや警備スタッフが急行し対応することもある。迅速に対応するためにも、この運営本部は重要な場所だ。

普段関が大変お世話になっているファイターズ鈴木さまが関について教えてくれた。

関さんは、難しい問題も間に入って調整してくれて、本当に助かっています。少し天然?ですが、熱くて明るくて面白い。そしてお酒の飲みっぷりもすごい! ファイターズの中継車を今年新しくした際のお披露目会に関さんも参加したのですが、中継車の前でいきなりモデルウォークをしていました(笑)それぐらい、明るくて楽しい方ですね

▲(株)北海道日本ハムファイターズ
事業統括本部 試合運営グループ グループ長 鈴木祥平さま

花火大会開催の舞台裏

2012年から始まった、ファイターズ花火大会。
当初は、「札幌ドームの敷地で花火大会なんてできるのか?」と思われたが、ファイターズさまの要請で検討を始めた。調査を進めていくと、札幌ドーム敷地内の屋外サッカー練習場付近で打ち上げできる目途が立ち、花火大会実施にこぎつけた。
当初は、観覧エリアの設定や動線の確認、打ち上げる高さの調整など様々な模索があったが、それを1つ1つ調整し、現在の花火大会に至る。

初めて花火大会を実施した時は、私は別の部署にいました。当時の状況は詳しくはわからないですが、今でもこうして人気の花火大会が実施されると、お客さまに喜んでいただけると思いますし、何より花火って楽しいですよね。一から立ちあげる企画は、とても大変だと思いますが、こういうイベントをやりたいとファイターズさまから要請があったときには、是非全力でサポートしたいです

関の想いは、花火のように熱く打ち上げられていた。

ファイターズ戦のイベント内容や運営は、主催者であるファイターズさまにて検討、実施される。我々は、「札幌ドーム」という施設を主催者さまへお貸し出しする。しかしながら、主催者さまが施設を使用されるにあたって、施設管理者として協力が必要なことを割り出し、主催者さまがイベント運営をできるよう、できる限り後方支援させていただくことが関の仕事だ。

1日の終わり

イベントが全て終了し、すべてのお客さまが退場されたのは、21時過ぎ。
これから、その日の入場者数や売上管理、溜まった事務作業をする時間ができる。ホッと息をつくのもつかの間、次回のイベントの調整を行ったり、イベント概要などを作成し社内共有を図る。

イベントが無事終わるとやはりホッとします。でも、札幌ドームではイベントが次々と行われており、半年先のイベントの打ち合わせを行ったりもします。日程が先すぎてイメージがしにくいこともありますが、主催者さまや、ご来場のお客さまに満足いただけるイベント運営を完璧にサポートできたらいいですね

イベントが続くと疲れを感じることもあるだろう。
関に、日々の疲れは、何で癒しているのか聞いてみた。
「ビールと睡眠。これが一番です」笑顔で答えてくれた。

男性が多い職場だが、男性もびっくりするほど豪快でサバサバした関。
今回、関に3日間同行し取材したが、こちらがカメラを構えると変顔や決め顔をしてサービス精神旺盛。そんなひょうきんで少し天然な関に先輩がつけたあだ名は「真面目天然」。
真面目天然の関の奮闘はまだまだ続く。是非、ファイターズ戦でご来場の際は、関の姿も思い出していただけると嬉しいです。また、ファイターズへの応援も引き続きよろしくお願いします。

営業部 営業二課

(株)北海道日本ハムファイターズさまのイベント運営サポート、その他プロ・アマチュアスポーツのイベント誘致、イベント運営サポート。

主任 関 春香

学生時代は、バレー部でポジションはライト。大学時代には、小学校・中学校の教員免許も取得。プライベートでは、バンドのボーカルを務めており、歌唱力は歌手さながら。2008年の入社当時は、チケットを管理・販売する部署を担当。2014年より、現在の営業部営業二課で活躍中。

「札幌ドームの裏側」第4回をご覧いただきありがとうございました!
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