札幌ドームでは「びっくり!体感!ドームわくわく展」という展望台特別展示をこの夏初めて開催しているが、この企画を担当したのが2016年4月に入社した新入社員・大森大希(22歳)だ。
初めてメイン担当となり、この企画を開催させるまでの大森の奮闘する姿を紹介し、札幌ドームの裏側に迫る。

すべてのことが「はじめまして」。
相棒はメモ帳とボールペン。

新入社員・大森の配属部署は商業部事業推進課。
事業推進課は、チケット管理や札幌ドームメンバーズクラブの運営、ドームツアーや展望台などの観光事業、その他販促企画の実施などを行う。
大森はこれらの業務を上司や先輩に教えてもらいながら、日々奮闘している。

毎日元気に楽しく仕事をしているように見える大森だが、彼はこう話す。

初めてのことだらけなので、頭の中にいろんなことを詰め込んでます。
先輩方に教えてもらったことを忘れないようにメモをして、その日のうちにパソコンで自分用のマニュアルを作っています。
でも、最近数か月間作り続けてきたマニュアルデータを誤って削除してしまいました(笑)つい先日もチケット発券業務で削除すべきでないデータを削除してしまって…。大きなトラブルにならなくてよかったですが、間違えないように今は細心の注意を払って取り組んでいます。
まだまだ全然慣れないし失敗もたくさんしますが、初めて知ることが多く、毎日が新鮮で毎日が楽しいです

大森のフレッシュで元気な姿は他の社員にとっても刺激になる。
朝の出勤時には笑顔で大きな声で丁寧に

おはようございます!

と言って事務所にやってくる。


クイズを考えるのも一苦労

大森が入社してまだ1か月ほどの5月。
大森は、上司が発案した「展望台で夏休みに楽しめる企画」のメイン担当になった。
5月下旬から企画の詳細を詰め始めた大森は、この企画の開催時期が夏休み期間ということもあり、「子どもでも参加しやすいクイズ」と「実際に体感できるスペース」を設けるという2つのコンセプトを考えたが、実際にクイズやパネルを作るのは容易ではなかった。

例えば、「一般的な硬式野球ボールの縫い目の数はいくつ?」というクイズでは、ボールを制作している事業者に問い合わせて教えていただき、「札幌ドームの照明の特徴を知ろう!」というパネルでは、札幌ドームの設備担当者と打ち合わせを行い、寸法や仕組みを勉強した。
大森にとってまだまだ知らないことばかりだが、よりお客さまに楽しんでいただけるようアイデアを絞り、実際に取り付けられている照明の展示を行うと面白いのではと考え、すぐさま照明の展示を行った。
ちょっとしたアイデアでもお客さまに少しでも楽しんでいただきたいと思い、すぐに実現する行動力。
かっこいい。

びっくり!ワクワク!しているのは
僕のほうかもしれません。笑

この展望台特別展示の企画名「びっくり!体感!ドームわくわく展」というネーミングも大森が命名した。

この展望台特別展示で、びっくり!ワクワク!してほしいなと思って付けた名前です。
見たことがないものを見ると誰でもワクワクすると思うんです!
でも、一番ワクワクしていたのは僕のほうかもしれません。様々な展示物を色んな方にお願いして集めていただいたり、クイズを作ったりしている中で、自分も初めて知ったり見たりするものばかりでしたし、展示品を集める時には、今まで知らなかった事業者の担当者さまと打ち合わせをしたりと、通常の業務では出会わない人ともいろいろ出会うことができました。
僕自身もドキドキワクワクしていました

展望台入口に
掲示しているポスター▶

▲なんども往復する空中エスカレーターは
こんなに高い!

設営はお客さまが喜ぶ姿を想像して

実施前日の7月21日、大森は展望台に展示するパネルや展示物を展望台へ運ぶ。

実は高所恐怖症の大森。展望台まで上る空中エスカレーターでさえ怖いと言うが、何度も行き来することで慣れてきたようだ。

設営では、各所に展示品を取りに行き、それらを展望台まで持っていく。
展示品の中には、野球のマウンドで使用する「札幌ドームのアンツーカーと粘土」もある。

▲アンツーカーと粘土

この展示では、お客さまに分かりやすいよう透明な瓶に詰めて展示を行うということはすぐに決まったが、大森は

粘土部分が【粘土】に見えない、もっと粘土であることが分かりやすく伝わるよう、粘土を押しつぶしてくれないでしょうか?

と協力してくれたグラウンドキーパーに何度もお願いした。

大森のお客さまに分かりやすく伝えようという熱意は尽きない。 すべての展示品を陳列させ、上司と最終チェックを終え設営が完了したのは夜の20:00時過ぎ。

ようやく明日を迎える準備ができた。

いよいよ展示スタート!

いよいよ展示スタートした7月22日。
お客さまがどんな表情でどんな様子で展示を見てくれるのか、大森は楽しみにしていた。

当日、大森も出勤してすぐに展望台へ向かった。
お客さまが展示物をご覧いただいている間、楽しんでいただけてるか心配そうに見つめる。

展示を見ている子供たちが「札幌ドームの照明ってこんなに大きいんだ!すごーい!!!!」といっているのをそばで聞き

めちゃくちゃうれしいですね!
もっと喜んでもらえるようにまた考えます!』

と話す。

▲ドキドキしながら子供たちを見つめる



▲思いついたアイデアは
すぐにメモをする

◀ご来場いただいた男の子にも話を伺った

実際展望台にご来場いただいたお客さまからはアンケートでもご意見を承っているが、直接お客さまに感想をお伺いすることもある。

お客さまからは、「とっても楽しかった!サッカーボールの中ってこんな風になってたなんて知らなくてびっくりした!意外と軽いんだ!!」「触れる展示品があって、小学3年生の娘も結構楽しんでたよ!」などありがたいお言葉もあれば、「もっとワクワクするように工夫してみたら?野球を知らない人にもわかりやすいようにするとか。ワクワク感がちょっと足りないかもしれない」などの貴重なご意見もいただいた。

こういう声をいただくとありがたいですね。もっと札幌ドームを身近に感じていただき、楽しんでいただける施設になるよう知恵を絞っていきたいです

大森は真摯に受け止め、すぐに改善できないかと意気込んでいた。

尽きない仕事には尽きない情熱をもって。

札幌ドームでは、「びっくり!体感!ドームわくわく展」以外にも、夏休み期間に「ぐるりさんぽ」という企画も実施している。

札幌ドームのまわりをぐるりと散歩して、各チェックポイントでキーワードを集めて、言葉を完成させると特典や参加賞がもらえる企画だが、大森は「びっくり!体感!ドームわくわく展」や通常業務の合間を縫って、大森はこの「ぐるりさんぽ」企画で使用するキーワードが書かれたポスターを、先輩と一緒に周辺に貼付するなど連日大忙し。

大森の仕事はチケット管理やメンバーズクラブの運営など多岐にわたっており尽きることはないが、彼の熱意も尽きることがない。

アイデアもいっぱい沸いてくるようで、今回は子供が楽しめる企画だったので、今度は大人が楽しめる展望台企画を発案しすぐさま上司に提案したようだが、

却下されました

と笑って教えてくれた。

キーワードを集めると
何て言葉になるでしょう?
ぜひ集めてみてください!

▲商業部 事業推進課長 竹髙康博

大森の上司の竹課長に彼の仕事ぶりを聞いてみた

大森は、いい意味で新入社員らしくないですよね(笑)
度胸もありますし、こだわりを持って仕事をしてくれています。
私に対しても、納得がいかないときはまっすぐ伝えてくれますし、面白いアイデアもいろいろ提案してくれます。
ちょっと天然?なのか、笑ってしまうような出来事もありますが、これからも「大森流」で邁進してほしいですね。期待しています!

大森に同行して気づいたことは、彼がいるといつも周囲の人が笑いに包まれていることだ。
いつも元気で明るい大森。
仕事をしているときはとても情熱的で、納得がいくまで取り組む。

びっくり!体感!ドームわくわく展」は、
8月21日まで営業しています!
是非、お越しください!』

商業部 事業推進課

札幌ドームメンバーズクラブ企画・運営、チケット・スイートシートの販売管理、観光事業(ドームツアー・展望台)企画運営、キッズパーク運営管理。

大森 大希

小学校時代から大学時代まで、野球部でポジションは外野。
2016年に入社し、事業推進課に配属され、チケット管理、札幌ドームメンバーズクラブの運営などを担当している。

「札幌ドームの裏側」第6回をご覧いただきありがとうございました!
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