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札幌ドームオンラインリサーチ
2014年度 モニター座談会レポート

株式会社札幌ドーム(以下当社)では、皆さまにとってより楽しく、安全・安心・快適にお過ごしいただける施設となるよう、皆さまからのお声に真摯に耳を傾け「お客さまとともに改善・進化する札幌ドーム」の実現に向けて取り組んでおります。

本アンケート「札幌ドーム オンラインリサーチ2014」では、2013年度と同様のモニターアンケートを実施したほか、さらに多様なご意見を伺うため、当社役員・社員との座談会を開催しました。当日は、これまでに改修した主な箇所(スタンド手すり・売店・トイレなど)をご覧いただいたのち、「今後の札幌ドームに期待すること」などのテーマで意見交換を行いました。いただいたご意見はすべて社内で共有し、札幌ドームをより良い空間へ進化させるための参考とさせていただきます。

モニター座談会の結果につきまして、以下の通りご報告させていただきます。

実施概要
実施日・モニター人数 2014年10月24日(金)/8人(男性1人・女性7人)
2014年10月25日(土)/10人(男性6人・女性4人)
当社の座談会参加者 ・代表取締役専務 島津 貴昭
・専務取締役 北野 靖尋
・総務部長 佐々木 和規

・総務部総務課 オンラインリサーチ担当 若井 聡 菊地 圭児 水戸 美保子

座談会の流れとモニターさまのご意見・ご感想

館内見学

当社社員の案内で、これまでに改修した主な箇所(スタンド手すり・トイレ・売店など)をご覧いただき、普段感じていることや感想をお聞きしました。

「サッカーへの転換作業を見られて、貴重な経験でした」(40代・女性)

「札幌ドームはすごいなと。他のドームと違って格好いいと思いました」(40代・女性)

「私たちの声が反映されて嬉しく思いました」(40代・女性)

「説明されて意外な気付きがあった。あのときから変わったんだな、と。説明を受けてすごく良かったです」(50代・男性)

昼食

レストラン「スポーツ・スタジアム・サッポロ」にて、ランチおよびコンサドーレ限定メニュー「コンサドルチェ」をお召し上がりいただきました。

座談会

当社役員・オンラインリサーチ担当社員などを交え、「今後の札幌ドームに期待すること」などのテーマで意見交換を行いました。併せて、オンラインリサーチ企画に対してもご意見・ご感想を伺いました。

館内の座席・階段について

「まず思うのが、永遠のテーマとは思いますが、座席の階段が急なことです。この先ずっと通うことを考えると大変だなと。手すりができて良かったと思いますが、たまに杖を突いたりする人を見てかなり危ない気がして、一部だけでも階段がなくエレベーターで来れてすぐに座れるような席があればと思います。階段がきつくて来られなくなり、テレビで観戦するようになった、との声も聞いたりします」(50代・女性)

「フィールドシートは高い値段の席なのに一番不便というのはどういうことか、ということで今年は買うのをやめました。東京ドームも行ったのですが、フィールドシートでも売店への距離が近く、札幌ドームは仕方ないと思いますが、どうにかならないかと思っています」(40代・女性)

当社から:フィールドシートは、ファイターズさまからの要望もあり、当社の負担で2009年に作った座席です。2013年には、フィールドシートから地下2階の既設トイレに抜ける通路を確保し、階段の上り下りをせずトイレをご利用いただけるようにしました。

「高齢化社会で階段はたいへんそうだが、傾斜自体の改善が難しいということであれば優(やさ)し〜とを増やしてほしいです。車いす以外の足の悪い方が車いすの席に座ってしまうということもあるようですが、高齢者に安全に観ていただきたいと思います」(30代・女性)

当社から:優し〜とは、階段の上り下りが少ないお席としてコンサドーレ戦・ファイターズ戦に導入されていますが、お席によっては、エレベーターから遠い、通路との段差が大きいなどの問題を抱えています。施設面での早急な改善は難しいとしても、設定数などソフト面での対応を強化できる可能性もあり、大変貴重なご意見として捉えさせていただきます。

札幌ドームは、2002FIFAワールドカップの開催施設として建設されました。FIFA(国際サッカー連盟)の施設基準では、スタンドの傾斜は35度を上限とし、座った状態で2列前の人の頭がサッカーピッチへの視界を妨げないこと、全ての座席からコーナーキックが見えること、乱入防止のためスタンド最前列の前には3m以上の高低差を作ること、などの条件がありました。これらを満たすため、旋回式可動席フェンスの最も低い部分を約3mとし、旋回式可動席の傾斜は約11度、固定スタンドフェンスの高さは5.75m、固定スタンドの傾斜は約29度となりました。

また、スタンドの手前でチケットチェックが出来るよう関門を設けること、との条件もあったため、一部エリアを除いて、コンコースからはブリッジやトンネルを通ってスタンドに入る設計となりました。デメリットとなってしまった面もありますが、一方では2020年の東京五輪サッカー会場として札幌ドームが挙がるなど、国際的なスポーツイベントを札幌に誘致できているのはこれらの構造のおかげ、という面もあります。

「急な階段はつらいですが、コンサートは観やすいですね。いまの話を聞くとわかりますが、多くの人は知らないのでどうしてこんなに使いにくいのだろうと思ってしまいますね」(30代・女性)

座席の指定について

「お年寄りの方もそうですが、小さい子供などトイレに行くことの多いお客のために、通路近くの席を優先的に取れるようにしてもらえたら、出入りが楽で良いと思います」(30代・女性)

「65歳以上や何歳以下の人が500円プラスで買えるような指定席があってもいいかもしれません。若い人などは、安いなら上の方の不便な席でも良いと思う人もいるかもしれない。個々人の意見に沿えるかもしれないですね」(40代・女性)

当社から:座席割やチケット販売方法については各主催者さまが決めていますが、ご意見をお伝えします。

カップホルダーについて

「カップホルダーの増設・改善は今回初めて知りました。でも、前にあると通行の際にひっかけそうな気がするので、いつもはフタを貰って足元に置いています」(60代・男性)

当社から:カップホルダーについては、「前の人の髪が入った」とのお叱りがあったり、「映画館の座席のように肘掛につけてほしい」というお声もあります。

ドーム内の音響と応援について

「ファイターズの応援団の反響がちょっと気になるというか、手拍子などがずれる時があり、反響板などでドーム全体が均一になるようになるといいなと思うことがあります。一塁内野席あたりで特に感じます」(40代・女性)

当社から:応援団の楽器の音については、スピーカーを通さない音のために反響のずれが生じてしまうのかもしれません。コンサートなどの音響については、スピーカーの配置などをあらかじめ調整して対応しています。

屋外設備について

「ドームは全天候型なのに地下鉄からが全然そうなってなくて、せめて歩道橋に屋根がつかないかなと。階段のところからだけでもだいぶ違うのではと思います」(30代・女性)

「冬の北ゲートの横の部分に壁がほしいです。入口は壁になっているのになぜ横は空いているのか。みんな寒い寒いと言ってますよね。夏は開放できるように、札幌ドームらしく可動式の壁にするとか」(40代・女性)

「試合が終わったタイミングで、今の天気を知らせてほしいです。雨が降っていると分かれば、席を立つ時点で雨具を準備できるので」(40代・女性)

当社から:歩道橋の屋根については、設置の障害となりうる要因の洗い出しを含めて検討します。北ゲート側のガラス屋根については、当初の設計思想では木の階段が広がる、あくまでオープンな場所という位置づけでしたが、現状ではほぼ通年にわたり仮設柵を設置し外側に出られない運用となっています。壁を設置するには建築基準法などの問題もありますが、今後の改良に向けての参考とさせていただきます。館外の天気をお知らせすることについては主催者さまと協議します。

交通アクセスについて

「ドーム駐車場の稼働率はどうですか?周りの交通渋滞などのこともあって料金を高めにしているのかなと思いますが、もう少し安くなってもいいかと」(30代・女性)

当社から:ドーム駐車場は、どの試合でも常に満車という状況ではありません。大規模イベント時の駐車料金(普通車1台2,500円)は、公共交通機関でお越しいただける方は出来るだけそうしていただく、との考え方で、バスと地下鉄を乗り継いだ大人2人+こども1人の往復料金を想定し、それよりも高い金額となるよう定められました。駐車場の運用方法(前売駐車券を事前に購入)についても、開業前にさまざまな案を検討したうえで、駐車場の容量を超える心配がない現在の運用に決まりました。

駐車台数については、敷地内スペースの問題だけでなく、現在の駐車場出入口の構造ではすべての車が退場するまでに約1時間を要しており、大幅な容量アップは困難となっています。近年はドーム周辺に他の民間駐車場が相当増え、普通車1台1,500〜2,000円の設定が多い状況です。当施設の駐車料金設定が周辺の駐車場をここまで増やす効果をもたらした面もあるかと思います。一方、周辺への迷惑駐車も発生しており、警備員が巡回して対応していますが、それでも近隣の皆さまからお叱りをいただくこともあります。マナーを守っていただける方が一層増えていただけたらと思います。

地域との関わりについて

「札幌ドームは札幌市の中でどういう存在になりたいと思っているのですか?」(40代・女性)

「ドーム前広場で毎年やっているキャンドルナイトのような、お客さんを楽しませることがさらに増えて、この地域がもっと華やかになればいいですね。展望台でお酒が飲めたり、敷地内にイルミネーションがあったりと、もっとデートスポットのようにできないでしょうか」(40代・女性)

当社から:まずは、札幌ドームの建設目的である、スポーツの普及振興、市民文化の向上、地域経済の活性化の3つの目的を果たすことだと思っています。これを達成するために、観戦鑑賞型施設としての機能を最大に生かし、ドームが満員になるイベントをたくさん誘致できるよう努めています。また、イベントの少ないときに「秋のスポーツバイキング」のような、収益には寄与しないが地域に貢献できるイベントをしたりと、札幌ドームを最大限活用できるアイディアも引き続き追求していきたいと思っています。

混雑緩和について

「展示会系のイベントを誘致するにあたっては、お客さんをさばく方法をしっかりしてほしい。例えば札幌モーターショーは混雑で大変だった。慣れていないお客さんが来るようなイベントをやるならその点は大切ではないでしょうか。」(40代・女性)

当社から:札幌モーターショーなどの展示会イベントは、地域経済活性化の観点から今後も開催していくことになると思います。お客さまにご満足いただけるイベントとなるよう、各主催者さまとの連携を図ってまいります。
イベント退場時の誘導については、地下鉄福住駅まで少し距離があることが、混雑緩和に寄与している面もあります。もし将来地下鉄東豊線が延伸し、札幌ドーム直結の新駅ができたとしても、お客さまを安全に誘導できる広大なスペースがなければスムーズな誘導は厳しいと考えています。例えば、コンサートの場合はステージ機材を終演後すぐに撤去・搬出する必要があり、お客さまにドーム内にて長時間待っていただくことが難しいケースも想定されるからです。

館内の構造について

「構造上難しいとは思うのですが、2階にトイレを作れないかと毎度思います。席から階段を上がってまた降りて、ということはこの先だんだんきつくなると感じます」(40代・女性)

「前のほうの席で見ていると、コンコースまでの距離が長いので、席に戻るまでの間に試合が大きく動いたりします。トイレはもっと近くにあったほうがありがたいです」(30代・女性)

当社から:アンケートでも多くのご意見が出たトイレの問題については、2Fテラス(屋外)に仮設的にトイレを設置できないか、との方向で少しづつ検討を進めています。

今回お話しいただいたさまざまなお話は、当社だけで対応できないことは施設所有者の札幌市に伝えますし、内容によってはコンサドーレさま・ファイターズさまとも協議してまいります。来場されるお客さまに「楽しかったね」とおっしゃっていただきたいという思いは、当社もイベント主催者さまも同じですので、これからもしっかりと連携していきたいと思います。

座談会・オンラインリサーチのご感想

座談会の最後に、話しそびれたこと、今回参加した感想などをお聞きしました。

「子供がいて、ひとりで行動するので、館内サインなどに振り仮名などがあればいいと思います。こども優先トイレだけでもそうなっているといいと思います。また、こういった思っていることを言える場を設けていただき、それを聞き入れてくれるような姿勢があることに感動しました」(30代・女性)

「東京ディズニーランドのように1年に何度も訪れたくなる施設になってくれることを期待します。施設の改善も多く見せていただきましたが、お年寄りも一緒に楽しめる施設であってほしいと思います」(30代・女性)

「札幌ドームに男性ひとりで来る人が多いと思うようになりました。札幌ドームで木の手入れなどのボランティアとして来られるようなことも検討いただければと思います」(60代・男性)

「周りの人の意見が聞けて、他の方も同じように考えていることがわかりました。これからもファイターズ戦にも来るつもりでいますし、札幌ドームが少しでもいい方向に進んでほしいと思っています」(40代・女性)

「飲食する場所が少ないと思っています。大階段ではなく立ったままでもいいので食べるスペースが増えるといいかなと思います。今回モニターをやって意見を書くと後日実現しているところもあり、スピーディな対応で感動しました。これからもこういう機会を存続させてほしいと思います」(50代・女性)

「いろいろな意見も聞けて今後のドームが楽しみになっています。イベントをたくさん誘致したいとのことでしたので、バイクのスーパークロスやってください。イベントが増えて札幌ドームが毎日のように何かやっているというようになってほしいと思います。羊ヶ丘展望台とも連携して観光面でもしっかりしたらいいと思います。すごく楽しかったです」(40代・女性)

「札幌ドームは札幌のステータスであるので、全国的にもそういう施設になるのでしょうから、これからもまだまだできることがあると思っています。アートグローブもしっかり手入れしてほしいと思います」(40代・女性)

「具体的に改修したところを見て、こんなにも声が反映されているのかと感動しました。札幌ドームができたことで、5大ドームツアーも来ることになって近くで見られるのでありがたいと思います」(30代・女性)