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札幌ドームの容積は158万㎥。一般的な学校教室の8000倍程度の大きさです。そんな非常に大きい空間で効率よく冷暖房するために、札幌ドームにはさまざまな工夫がされ、快適な環境を作り出すとともに、省エネルギーにも配慮した管理に努めています。
今回は札幌ドームの空調について紹介します。

札幌ドームのスタンド席の温度は、来場者数やその日の天候によって多少の変動はありますが、おおむね夏25℃程度、冬は20℃程度になるように調節しています。
これは、外との気温差や季節ごとに異なる服装を考えた、お客さまが最も過ごしやすい温度です。

また、グラウンドの温度は野球やサッカーの選手がプレー中、活発に体を動かしていることを考慮した温度管理などを心掛けています。
ファイターズの選手の皆さんから「グラウンドが暑いのでもっと涼しくしてほしい」とのご要望で、まずは2017年3月にダッグアウト(選手ベンチ)に空調設備を新設しました。これまで、野球時のダッグアウトには専用の空調設備がありませんでしたが、天井にエアコン、ベンチ裏の通路天井に扇風機を設置し、館内の冷暖房とは別に温度を調節できるよう改修しました。また、2017年の夏には、グラウンドの温度を下げるため、試合前日からの空調運転の温度をさらに低くし、よりグラウンドの温度を下げる取り組みをしました。お客さまの観戦環境のみならず、選手にも少しでも快適にプレーしていただけるよう、様々な改善に取り組んでいます。

>>お客さまの声をかたちに >>お客さまの声をかたちに

①スタンド席は局所空調で省エネルギー

札幌ドームでは、スタンド席の足元から涼しい風や暖かい風を吹き出すことで温度を調節しています。こうすることで、アリーナ全体を冷やしたり温めたりするよりもエネルギーを使う量が減るため、環境にもやさしい仕組みです。

②空調ゾーニングで来場者数に合わせた空調

スタンド席エリアは、12個のゾーンごとに空調の設定を変えることができるため、その日のイベントの来場者数や使用エリアに応じて冷暖房を調節することができます。これにより、必要なところに必要なだけ冷暖房を行うことができるので、エネルギーの消費を抑えることができます。

▲館内の空調ゾーニング図

③自然換気・自然採光を利用

天井の開閉式パネルとグラウンドレベルの開口部を開けることで自然換気ができます。また、壁のガラス面の自然採光も活用し、エネルギー消費を抑えています。
>>施設・設備の環境技術

「札幌ドームの裏側」では今後もさまざまな「人」「仕事」「設備」を定期的に取り上げてまいります。次回もぜひ、お楽しみに!

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