敷地内の階段にエスカレーターを設置します(2019年2月までに完成予定)

2018年10月中旬の工事状況
階段の上り下りを軽減するため、ドーム歩道橋(以下「歩道橋」)そばの階段にエスカレーターを設置します。
歩道橋は、地下鉄福住駅からドーム館内までの主要な入退場ルートとなっており、階段部分にはエレベーターも備え付けられているものの、お客さまアンケート「オンラインリサーチ」などを通じて「歩道橋前後の階段にエスカレーターを設置してほしい」との声を以前から多くいただいておりました。
2018年8月に設置工事をスタートしており、当初は2018年中の完成を予定しておりましたが、現地埋設物の移設に時間を要しており、2019年のスポーツシーズン開幕に間に合うよう現在工事を進めております。
アリーナ照明設備を更新します(2019年3月までに完成予定)
札幌市の札幌ドーム保全計画に基づき、アリーナ天井の照明設備を更新します。新たな照明はLEDタイプとし、明るさ向上と使用電力の低減を図り、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックサッカー種目の開催に備えます。
サッカー用は2018年3月に完成済みで、野球用は2019年3月の完成を予定しています。
野球開催時の人工芝を更新します(2019年3月までに完成予定)
ファイターズさまからのご要望を受け、良好なプレー環境を確保するため、当社計画よりも前倒しで人工芝を更新します。
ただいま新しい人工芝の製造を行っており、2019年のプロ野球シーズンに間に合うよう準備を進めています。
■最近行った主な施設の改良工事
■これまでに行った主な施設の改良工事等
年度 |
主な工事 |
合計金額 |
2001年度 |
館内サイン関連工事 |
1億62百万円 |
2002年度 |
スタンド席手すり設置 |
2億81百万円 |
2003年度 |
バックネット取り換え(スタンドからのプレー視認性向上) |
1億41百万円 |
2004年度 |
野球用人工芝更新 ※1回目
移動式チケット売り場設置(現 北チケット売場A)
|
4億63百万円 |
2005年度 |
コミュニケーションスペース設置(ファンクラブブースなどに利用) |
1億49百万円 |
2006年度 |
大型複合遊具「キッズパーク」新設
メインスタンド(バックネット裏席)改良(座席の大型化)
|
3億97百万円 |
2007年度 |
車いす席改良(1人あたりスペース拡大とプレー視認性向上)
トイレ洗浄便座化
|
1億97百万円 |
2008年度 |
フィールドシート設置 |
2億21百万円 |
2009年度 |
1Fコンコース喫煙室の売店化(現 サブウェイ) |
1億65百万円 |
2010年度 |
1Fトイレ一部洋式化改修(2014年度まで毎年実施) |
65百万円 |
2011年度 |
スタンド席カップホルダー整備
バルコニーシート改修(現 スカイボックスシート)
|
1億97百万円 |
2012年度 |
野球用人工芝更新 ※2回目
1Fコンコース喫煙室の売店化(現 築地銀だこ)
開閉式可動席手すりおよび背当て整備
|
5億06百万円 |
2013年度 |
グッズ☆ジャム拡張リニューアル
シャトルバスターミナルなど屋外照明増強
|
2億80百万円 |
2014年度 |
大型ビジョン更新 |
8億76百万円 |
2015年度 |
トイレへのハンドドライヤー設置
B2Fトイレ一部洋式化改修
|
87百万円 |
2016年度 |
スタンド席手すり設置
女性用トイレ増設
ダッグアウト空調設備新設
大階段前マルチディスプレイ設置
|
3億6百万円 |
2017年度 |
北チケット売場A改修 1階コンコースマルチディスプレイ改修
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3億49百万円 |
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合計 |
当社負担で実施した改良工事等の累計金額
(2001年度〜2017年度実施分) |
48億53百万円 |
(税抜 百万円未満切り捨て)
■インターネットアンケート「札幌ドーム オンラインリサーチ」
札幌ドームが皆さまにとってより安全・安心・快適にお過ごしいただける施設になるためのインターネットアンケート「札幌ドーム オンラインリサーチ」を2012年度から実施し、リサーチ結果をまとめたレポートを公開しています。
詳しくは
こちら
■これまでの改善事例
お客さまからお寄せいただいたご要望等をふまえた主な改善事例(2007年以降)をご紹介いたします。
※下記の改善事例には実施当時の内容が含まれており、現在提供している内容と一部異なる場合がございます。
▶近年の取り組みの詳細はこちら
▶2014年の取り組みの詳細はこちら
▶2013年の取り組みの詳細はこちら
▶2007年〜2012年の取り組みの詳細はこちら
■施設・設備の維持保全
札幌ドームの中長期的な保全は、施設所有者である札幌市の札幌ドーム保全計画に基づき、2014年度から設備更新などが順次進められています。これまでに、北ゲート前の床面(枕木を敷き詰めていたところ)、ITV設備(監視カメラ)などの更新が完了しました。
一方、当社でも利益の多くを「施設保全設備更新積立金」として2005年度から任意で積み立てています。これまでに、この積立金の一部を取り崩し、2012年度に人工芝更新、2014年度に大型ビジョンの更新・増設を自己資金にて行いました。当社が費用を負担することによって、札幌ドーム保全計画の基本的な考え方である「現状の機能を維持するための更新」にとどまらず、最新技術を駆使した高性能な設備への更新が可能となります。2023年度までにかかる100億円程度の保全費用のうち、当社では約20億円を負担する予定です。
今後も、札幌市と協議を進めながら、札幌市ならびに当社の費用負担により必要な設備更新を進めていきます。