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札幌ドームオンラインリサーチ
2017年度 モニター座談会レポート

株式会社札幌ドーム(以下当社)では、皆さまにとってより楽しく、安全・安心・快適にお過ごしいただける施設となるよう、皆さまからのお声に真摯に耳を傾け「お客さまとともに改善・進化する札幌ドーム」の実現に向けて取り組んでおります。

本アンケート「札幌ドーム オンラインリサーチ2017」では、モニターアンケート、モニター観戦、当社役員・社員との座談会を開催しました。モニター観戦は、普段あまり観ていないイベントも一度ご覧いただく機会になれば、との趣旨で両チームの試合を1試合ずつご覧いただき、モニターアンケート回答の参考としていただきました。いただいたご意見はすべて社内で共有し、札幌ドームをより良い空間へ進化させるための参考とさせていただきます。

モニター座談会の結果につきまして、以下の通りご報告させていただきます。

実施概要
実施日・モニター人数 2017年9月24日(日)/6人(男性3人・女性3人)
2017年9月25日(月)/6人(男性3人・女性3人)
当社の座談会参加者 ・専務取締役   北野 靖尋
・常務取締役   吉田 圭吾
・事業副本部長  藤部 安典
・総務部総務課  オンラインリサーチ担当 若井 聡 菊地 圭児 藤田 なお
座談会の流れとモニターさまのご意見・ご感想

館内見学

当社社員の案内で、これまでに改修した主な箇所(マルチディスプレイ・スタンドの階段手すり・トイレなど)をご覧いただき、普段感じていることや感想をお聞きしました。

「車いす席の改善で横一列をつぶして見やすくした点に感動しました。手すりの改善のことなども含めて子供たちに伝えていくこともいいことではないかと感じました」(50代・女性)

「いろいろと改修に取り組んでいるところを見学でき参考になりました。やはりドームは広くていい施設だと改めて思いました」(30代・男性)

「ビジョンや大きな改善などはイベントの時に確認していたけれど、細かいところでも改善されている部分などを見ることができてよかったです」(20代・女性)

昼食

レストラン「スポーツ・スタジアム・サッポロ」にて、ランチならびにファイターズ絶品グルメをお召し上がりいただきました。

座談会

弊社役員・オンラインリサーチ担当社員などを交え、「今後の札幌ドームに期待すること」などのテーマで意見交換を行いました。併せて、オンラインリサーチ企画に対してもご意見・ご感想を伺いました。

当社から:はじめに、当社の立ち位置、ならびに札幌市と当社との関係について説明します。










札幌ドームは、皆さんもご存知の通り、2002FIFAワールドカップの開催を契機として札幌市が税金を投入して建設した公共施設です。
当社は、札幌ドームの管理運営を行わせるために、札幌市がドーム開業前の1998年に資本金10億円で設立した株式会社です。ただし札幌市による全額出資ではなく、当社設立に賛同いただいた地元関係企業など27法人が当社の株主です。札幌市が55%の株式を持っているいわゆる第3セクターです。札幌ドームの運営には人脈を活かしたイベント誘致が必要なことや、運営ノウハウを継続して創出できるプロフェッショナルな人材育成が必要なことなどから、市職員による直営は当初から想定されていませんでした。一方で税金を投入した公共施設としての公平性や公共性の確保も必要なため、官民の共同出資による第3セクター方式の経営がふさわしいということで、現在の公設民営という形になりました。ちなみに、現在約70人いる社員の中で、札幌市からの派遣は1名のみで、残りの社員は民間からの転職組や新卒採用などです。

2006年度からは指定管理者制度が導入されました。当社は札幌市から継続して札幌ドームの管理運営を任されておりますが、これにより今まで以上にサービスの向上や収支の改善などを求められることになりました。
一般的に公共施設というのは、多くの市民の皆様にご利用いただくため、民間施設と比べて低廉な料金が設定されています。施設が市の直営の場合はその施設の管理運営費が税金で賄われることになるので、そういったことが可能になります。指定管理で民間に運営を委託された施設も、料金収入だけではなかなか施設の管理運営費を賄うことができないのが一般的で、不足分は「指定管理費」として税金で穴埋めされています。

札幌ドームについては、特殊な施設なので決して利用料金が低廉というわけではありませんが、イベントの主催者さまなどからいただく施設の利用料金等は、昨年度は18億円の収入だったのに対し、施設の管理運営費は約20億円かかっており、収支としては2億円強の赤字となっています。本来ならここで札幌市から指定管理費、言い換えると税金の補てんを受けることになるのですが、当社はその指定管理費を1円もいただいておりません。それは利用料金収入以外の飲食・物販・広告看板等のいわゆる自主事業でしっかり利益を出して、この赤字分を補てんしているからなのです。
さらに、補てん額以上にしっかり利益を出したうえで、その利益は株主への配当以外はすべて施設の保全や施設改修の費用に充て込んでいます。例えば、昨年度実施したコンコースマルチディスプレイの新設や、女性用トイレの増設、手すりの設置工事などがそれにあたり、開業以来これまで当社が負担してきた施設の改良工事は総額約45億円となっています。

一方で、札幌ドームも開業から16年目を迎え、様々な設備の更新が必要になってきております。大規模な設備更新や改修については、札幌市の試算では2014年度から10年間で100億円程度かかると見込まれており、そのうち20億円を当社が負担する計画になっています。

また、今年度から当社はより魅力ある札幌ドームを実現させるための具体的な将来構想「DOME NEXTプラン2026」の検討を進めています。これは来場されるお客さまやご利用いただく主催者さまがより快適に札幌ドームをご利用いただけるように、ハード、ソフトの両面から具体的な検討項目を短期・中期・長期の期間に分けて実行していくプランです。

本日の座談会でも、皆さまからご意見を賜り、できるだけ多くの声をこのプランに反映させ、より魅力ある札幌ドームを目指していきたいと考えております。ぜひ皆さまから忌憚のないご意見を頂戴したいと存じます。本日はどうぞよろしくお願いします。

イベント主催者との業務区分について

「主催者と札幌ドームの線引きがわからないで利用しているので、一般の来場者が誰に言えばいいかがわかりやすくなるといろいろな改善も進むと思います」(50代・女性)

当社から:電話やメール、コミュニケーションコーナーなどを通していろいろな声をお寄せいただいています。主催者さまが判断すべきことや札幌ドーム側の問題などさまざまですが、これらについては普段からそれぞれ相互に共有していますので、これまでどおりお気づきの点をお寄せいただければと思います。

場内飲食売店について

「飲食売店の更新のタイミングはどうなっているのか、ドームならではの食べ物がいろいろあるといいと思います。遠方からのお客にもいろいろ味わってもらいたいです」(40代・男性)

「テラスでのイベントは札幌ドームの管轄ですか?他のスタジアムに比べて目立たないというか、場所がわかりにくいと思っています」(50代・男性)

当社から:売店の営業期間は1年更新ルールで、問題なければ契約継続です。札幌ドーム開業時に出店いただいた飲食事業者さまには今も営業を継続いただいており、これまでも既存売店を一部改装し、鉄板でジンギスカンを焼く店や海鮮丼を提供するお店に業態変更してきました。また、喫煙室だったスペースを売店に切り替えてサブウェイさまや築地銀だこさまに新規出店いただいたほか、今後は一部の売店を入れかえて、2018年シーズンに向けて新しい業態のお店に変更することが決まっています。これからも、お客さまに飽きのこない店舗展開を目指してまいります。

一方、コンサドーレ戦のアウェイサポーターエリアでは、ホームとアウェイのサポーターを動線上しっかり分けるというJリーグの意向があり、どうしてもご利用いただける店舗が限られてしまう状況もあります。この辺についても今後いろいろ考えたいと思います。

飲食事業者さまも多彩なメニューを出したいと思っていても、ドーム内では排煙設備の関係から火が使えないという制約があります。したがって、現在の建物の中では無理ですが、将来は集中的に調理を行うセントラルキッチンがあればもっといろいろなメニューなどの展開ができるのにと思っていますし、そういったご意見は多いので考えていきたいと思っています。

テラスイベントは主催者さまの企画で、出店するお店の声がけも主催者さまのほうで行います。今後より認知していただくために、告知方法についても主催者さまと相談していきたいと思います。

「売店でのアレルギー表示をもっとはっきりしてもらえたら、いろいろなものが安全に食べられるので嬉しいです」(20代・女性)

「カロリー表示もあるといいと思います」(50代・女性)

当社から:カロリーは一部表示されている売店・メニューもありますが、店舗前のスペースに限りがあり現状できていない面もありますので検討したいと思います。アレルギー情報は現在でもスタッフにご質問いただければお答えできますので、お手数ですがお声がけください。また、将来のことかもしれませんが、店舗にデジタルサイネージを新設してメニューやアレルギーなどの情報を出せればと思っています。

「売店前の列の並び方が店によって違ったりするので整理してほしいと思います。また飲食売店に貼ってあるポップなども統一感がなくて雑な感じがします。スタッフの笑顔でのサービスができていないことがあります」(50代・男性)

「売店で購入した商品が冷めててよくなかったことがありますが、置いておける時間などは決まっていないのですか」(40代・男性)

当社から:売店はパーテーションを使ってフォーク型でご案内するようにしているのが、ワゴンはそうなっていないかもしれないので気をつけたいと思います。スタッフの対応については申し訳ありません。当社でも、飲食スタッフや駐車場およびドーム周辺の警備員などを対象に覆面調査でサービスレベルをチェック・共有し、定期的に各店舗の責任者やスタッフの方ともサービス向上についてのミーティングを行ったりしていますが、十分でないこともあると思いますのでより改善を進めていきたいと思います。

そして、販売メニューの温度の件、申し訳ありません。そういったものがありましたら、お手数ですが売店に申し出ていただければ交換などさせていただきます。その場にお越しになれない場合でもぜひご連絡をいただきたいと思います。そのままにしておくことはよくないですし、苦情やお叱りの声は当社社員で共有して、飲食事業者さまとも改善を図るようにしています。一方で、スタッフのスキルという点では市中の店舗のように毎日営業しているわけではなく、なおかつナイターやデーゲームなど営業時間もばらばらで、スタッフを定着させベテランを育てるという部分では売店側にも悩みがあることは事実です。ただそれではいけないので、各飲食事業者さまの責任者を審査員にして他のお店のスタッフの接遇を評価するコンテストを実施するなど、スタッフへの意識づけに引き続き取り組み、レベルアップに努めていきたいと思っています。

シャトルバスについて

「羊ケ丘通の出口は一般車両と重なって時間もかかるので、シャトルバスだけでも農業研究センターの場内道路を借りて国道36号に出るルートは使えないでしょうか」(40代・男性)

「シャトルバスターミナルからゲートまで遠いので、何とかゲート近くで乗降できないでしょうか。あと、敷地内にバスの終了時刻案内がもっとしっかりあるといいです」(40代・男性)

当社から:建設時に、国道36号を管理する北海道開発局から「国道からドーム敷地への車両出入りはNG」と言われて今の交通処理となった経緯があり、農業研究センター内を来場車両が走ることも含め難しいのですが、交通処理については今でも問題意識を持って考えています。

シャトルバスターミナルが遠い件は、社内で何度も検討してきましたが、車いすの方や障がい者用の駐車スペースをゲート近くに確保する必要があったり、シャトルバスの転回に必要なスペースの確保ができなかったりなどの問題で物理的に難しいという判断をしています。シャトルバス終了時刻については、現在はイベント終了後に館内放送などで案内していますが、シャトルバスターミナルに向かうルートに案内表示を出すなど再考できると思います。

「ファイターズ戦ナイターで帰る時に、試合終了前であっても21:00発の便がありますが、せっかくなのでもっと周知をしていただけたらいいと思います。また、シャトルバス乗り場の位置をはっきり表示することも大事だと思いますし、さらに江別寄りや札幌市内のもっといろいろな場所からシャトルバスがあってもいいのにと思います」(50代・女性)

当社から:シャトルバスの路線拡大は、貸切バスとは異なり路線バスとしての認可が必要なのと、バス事業者さまの採算や運転手確保の問題があり、簡単にはできないのが現状です。また、ナイターやデーゲーム、そしてイベント終了時間により運行時間帯も大きく変わるなどの課題もあります。

屋外の喫煙場所について

「屋外の喫煙所ですが、西ゲート側はパーテーションができましたが、北ゲート側のほうの対策はできないかと思っています」(40代・男性)

当社から:西ゲート側のパーテーション工事は、実はモニター座談会で出たご意見をもとに設置をしたものです。北ゲート側も、今年のシーズンオフに改善工事を行います。喫煙場所への入口部分にパーテーションを設置するとともに、すぐ上にある通行ルートに煙がかかるのを遮るよう壁を少し高くします。

スタンドへの階段について

「スタンドの階段ですが、手すりが追加されて本当に助かりますが、子どもやお年寄りのためにも、出入口を増やして今よりも上り下りしなくていいようにならないでしょうか」(50代・女性)

当社から:階段は、「DOME NEXT プラン 2026」で検討している中で、ドームに入る前の屋外の階段部分にエスカレーターをつけることなどをまず検討できればと考えていますし、館内ではエレベーターの新設は難しいですがエスカレーターについては検討できないものかと思っています。また、2020年東京オリンピック サッカー開催の前はできませんが、座席の改修なども考えていきたいと思っているので、その際に難しいと思いますがスタンドへの動線についても合わせて検討できないかと思っています。

1Fコンコースからスタンドへの上り下りが少ないトンネル階段は、これまでも増設を検討してきました。しかしながら、スタンドの下にあるケーブルやダクトなどの存在によりトンネルを作れる場所が施設の構造上ほとんどないのと、トンネル階段を設けたとしてもスタンド内を横に移動する通路を確保する必要があるので、座席数がかなり減ってしまいます。今ある4万席というのは国際大会を開催するための目安と考えられているので、仮設席でもその数が確保できればよいというのであれば、普段はもう少しゆったりできる座席や縦の通路を作って出入りが楽になるような工夫ができないか、施設所有者の札幌市とも相談して考えていきたいと思っています。

また、大きく改修するとなると長期休館といった問題も出ます。これだけの規模の代替施設はないので、現状ではシーズンオフに休館せずにできる範囲で工事を進めていくということが必要になりますけれども、引き続きいろいろ考えながら検討をしていきたいと思っています。

ファイターズ新球場構想について

※座談会1日目と同様に、スポーツ庁作成の資料をもとに当社から説明を行いました。

「新しい球場を望んでいる人ばかりではないと思います。札幌ドームで以前から観ていて、ここで観続けたいという人もいます。以前よりも車いすの方や子供連れの方も増えましたし、札幌ドームがいろいろな人にやさしい施設になって野球やサッカーがない日も楽しめる場所になってほしいと思います。今いろんな話がありますが、札幌ドームにはこれからもがんばってほしいと思っています」(50代・女性)

当社から: ありがとうございます。私たちとしてはこれからもファイターズさま・コンサドーレさまと一緒にやっていくためにどうしていくのかということが課題ですし、座談会などで皆さまとも一緒に考えていきたいと思っています。これからも温かく見守ってください。

座談会・オンラインリサーチのご感想

座談会の最後に、話しそびれたこと、今回参加した感想などをお聞きしました。

「普段見られない場所や詳しい話を聞かせていただいてよかったです。私は朝起きて窓を開けると札幌ドームが見えるので、このドームがもっと良くなればと思って参加しました。ありがとうございました」(40代・男性)

「座談会に参加するにあたって職場で話をしたところ、同僚の興味はファイターズ新球場の件ばかりでしたが、今日のお話を聞いて、ファイターズが移転するとしても、それはそれとして札幌ドームもしっかりやっていきたいということでよかったと思いました。この先も長く使われる施設になってほしいと思いました」(40代・男性)

「小さいころから来ていた札幌ドームが改善されてきていることや運営の話が聞けて良かったですし、これからも変わっていく点などを見て行けたらと思いました。ありがとうございました」(20代・女性)

「館内をゆっくり見たり説明を受けてとても参考になったし、これから友達などに伝えられたらいいなと思いました。札幌ドームができたときから見てきましたが、これからもみんなに愛される空間であってほしいと思いましたので、引き続き頑張ってほしいと思います」(50代・女性)

「札幌ドームは北海道の誇りだと思っていて、本州や海外の友達が来ると自慢しています。今日役員の方のお話を聞いて力強いと思いましたし、一道民として応援しています」(50代・男性)